称量貨幣(読み)ショウリョウカヘイ

デジタル大辞泉 「称量貨幣」の意味・読み・例文・類語

しょうりょう‐かへい〔シヨウリヤウクワヘイ〕【称量貨幣】

目方をはかり、その重量によって交換価値を計算して使用する貨幣江戸時代丁銀ちょうぎん豆板銀まめいたぎん中国で清代に用いられた馬蹄銀ばていぎんの類。秤量ひょうりょう貨幣。→計数貨幣

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 ギン 名詞

精選版 日本国語大辞典 「称量貨幣」の意味・読み・例文・類語

しょうりょう‐かへいショウリャウクヮヘイ【称量貨幣・秤量貨幣】

  1. 〘 名詞 〙 量目不定で、使用に当たり、量目をはかって使われる貨幣。日本では中世末期の金錠・銀錠はすべてこの貨幣であったが、江戸時代にはいっても、丁銀豆板銀は称量されて扱われた。⇔計数貨幣

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android