種熟脱(読み)しゅじゅくだつ

精選版 日本国語大辞典 「種熟脱」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じゅく‐だつ【種熟脱】

  1. 〘 名詞 〙 仏語天台宗で説く下種調熟得脱三益略称。仏が衆生を導いて悟りに至らせる三つ段階を分けたもので、仏法との縁を結ばせ、心を調え熟させて、最後に完全に悟りの果を得させること。
    1. [初出の実例]「第一疑云、衆生之機皆有種熟脱之三時」(出典:阿彌陀新十疑(平安中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む