種熟脱(読み)しゅじゅくだつ

精選版 日本国語大辞典 「種熟脱」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じゅく‐だつ【種熟脱】

〘名〙 仏語天台宗で説く下種調熟得脱三益略称。仏が衆生を導いて悟りに至らせる三つ段階を分けたもので、仏法との縁を結ばせ、心を調え熟させて、最後に完全に悟りの果を得させること。
※阿彌陀新十疑(平安中)「第一疑云、衆生之機皆有種熟脱之三時

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android