稲乃比売神社(読み)いなのひめじんじや

日本歴史地名大系 「稲乃比売神社」の解説

稲乃比売神社
いなのひめじんじや

[現在地名]寄居町鉢形

木持きもち集落から東へ三〇〇メートルほど離れた氷川台ひかわだいと称される小高い丘に鎮座鎮守の森はかつて二〇本ほどの老松がそびえていたが、昭和三四年(一九五九)の伊勢湾台風の際に倒れ、その後の植林である。「延喜式」神名帳にみえる男衾おぶすま郡三座のうちの「稲乃売イナノヒメノ神社」に比定され、旧村社。祭神は稲田姫命・素盞嗚命・大己貴命・少彦名命。往古この地を開拓した人々が建国の神である稲田姫命など四神を祀り、泰平を祈ったのが創始という(大里郡神社誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android