日本歴史地名大系 「稲乃比売神社」の解説 稲乃比売神社いなのひめじんじや 埼玉県:大里郡寄居町木持村稲乃比売神社[現在地名]寄居町鉢形木持(きもち)集落から東へ三〇〇メートルほど離れた氷川台(ひかわだい)と称される小高い丘に鎮座。鎮守の森はかつて二〇本ほどの老松がそびえていたが、昭和三四年(一九五九)の伊勢湾台風の際に倒れ、その後の植林である。「延喜式」神名帳にみえる男衾(おぶすま)郡三座のうちの「稲乃売(イナノヒメノ)神社」に比定され、旧村社。祭神は稲田姫命・素盞嗚命・大己貴命・少彦名命。往古この地を開拓した人々が建国の神である稲田姫命など四神を祀り、泰平を祈ったのが創始という(大里郡神社誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by