デジタル大辞泉
「稲光」の意味・読み・例文・類語
いな‐びかり【稲光】
「稲妻1」に同じ。《季 秋》「くらがりの手足を照らす―/誓子」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いな‐びかり【稲光】
- 〘 名詞 〙
- ① =いなずま(稲妻)①《 季語・秋 》 〔十巻本和名抄(934頃)〕
- [初出の実例]「稲光音せで稲の葉分かな〈六花〉」(出典:俳諧・新類題発句集(1793)秋)
- ② ( 比喩的に用いて ) ある気持を瞬間的に相手に感じさせるような表情。
- [初出の実例]「雪をまつ上戸の㒵(かほ)やいなびかり〈芭蕉〉」(出典:俳諧・茶のさうし(1699))
稲光の語誌
「いなずま」と同じ現象を指し、平安時代から共に見えるが、「いなびかり」は散文に用いられ、和歌では用いない。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の稲光の言及
【雷】より
…この種の放電を火花放電,スパークとよぶ。自然が起こす火花放電が雷で,このとき放射される光が電光,稲妻,あるいは稲光lightningで,音が雷鳴thunderである。この火花放電は,雨,雪,ひょう等を降らせる対流雲の発電作用によって生じ,その規模はきわめて大きく,放電路の長さは2~20km(代表値5km)で,中和する電荷は3~300C(代表値25C)である。…
※「稲光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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