精選版 日本国語大辞典 「稲扱」の意味・読み・例文・類語 いね‐こき【稲扱】 〘 名詞 〙 刈り取った稲の穂から、籾(もみ)をこきとること。また、その道具。原始的なものは、二本の竹の管の間に稲穂をはさみ、竹を引いて籾を落とすこき箸で、のちに刈り取った稲束を櫛形の竹または鉄製の歯にひっかけて脱穀する千歯(せんば)があらわれ、さらに回転式の脱穀機が考案された。いなこき。《 季語・秋 》稲扱き〈大和耕作絵抄〉[初出の実例]「自レ朝晴天。稲こき五人来」(出典:鹿苑日録‐慶長四年(1599)九月二四日) いな‐こき【稲扱】 〘 名詞 〙 ( 「いなこぎ」とも ) =いねこき(稲扱)〔和漢三才図会(1712)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例