稲継村(読み)いなつぎむら

日本歴史地名大系 「稲継村」の解説

稲継村
いなつぎむら

[現在地名]氷上町稲継

佐治さじ(加古川)柏原かいばら川の合流点に位置し、南は柏原川を隔てて母坪ほつぼ(現柏原町)、東は横田よこた村、西は佐治川を隔てて新郷しんごう村。慶長三年(一五九八)から織田信包(柏原藩)領となる。正保郷帳に村名がみえ田高三七〇石余・畠高三一石余、水損少し。柏原藩領。慶安三年(一六五〇)幕府領となり、一部が天和元年(一六八一)旗本佐野領、残部が同二年同大久保領となる(寛政元年「郷村高帳」新井家文書、「寛政重修諸家譜」など)。国立史料館本元禄郷帳でも両家領。享保一一年(一七二六)大久保領が幕府領となり、同二〇年安房北条藩水野家(文政一〇年上総鶴牧藩)領となる(鶴牧藩大概帳など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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