稲荷木村(読み)とうかぎむら

日本歴史地名大系 「稲荷木村」の解説

稲荷木村
とうかぎむら

[現在地名]市川市稲荷木一―三丁目・田尻たじり一―二丁目・同五丁目・東大和田ひがしおおわだ一―二丁目など

八幡やわた村の南西江戸川左岸に位置する。集落は市川村や八幡村から本行徳ほんぎようとく村に通じる道(木下道)に沿って形成される。江戸時代は幕府領として推移(旧高旧領取調帳など)。寛文期(一六六一―七三)とされる国絵図に「トウカキ」とみえ、元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高三二三石余、同一五年の検地帳(市川市役所行徳支所蔵)によると、反別は上田四町四反余・中田五町二反余・下田一一町八反余・下々田一町三反余、上畑二町三反余・中畑一町四反余・下畑一町余・下々畑三町二反余・萱畑五町七反余、屋敷八反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android