穀留番所跡(読み)こくどめばんしよあと

日本歴史地名大系 「穀留番所跡」の解説

穀留番所跡
こくどめばんしよあと

[現在地名]里美村徳田 山口入

里川の西側の山麓にあった番所。「水戸紀年」の宝永六年(一七〇九)の項に「他領接近ノ地ニ穀留番所ヲ置」とみえ、御用留(佐川氏蔵)の享保一四年(一七二九)閏九月一六日の項に「一、右棚倉廻米之節当地ニ御番所御立被遊候入穀御改被成候。依之入役銭壱駄ニ付八文宛御受納被遊候。但番人冬春米出候内計り被指置候かと覚へ申、此度御城米当月末来月初方より附出申候」とみえる。同年より徳田とくだ村の郷士大森家は代々廻米改加役・入穀吟味役を勤めることになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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