コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

あなかしこ アナカシコ

2件 の用語解説(あなかしこの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

あな‐かしこ

[連語]《感動詞「あな」+形容詞「かしこし」の語幹》
恐れ多く存じます、の意で、手紙文の終わりに用いて相手に敬意を表す語。多く女性が用いる。
ああ、恐れ多い。
「―とて箱に入れ給ひて」〈竹取
呼びかけの語。恐れ入りますが。
「―、このわたりに若紫やさぶらふ」〈紫式部日記
(あとに禁止の語を伴って副詞的に用いて)決して。ゆめゆめ。
「―、道にて斬られたりとは申すべからず」〈平家・一二〉
[補説]「穴賢」と当てて書くこともある。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

あなかしこ【穴賢】

( 連語 )
〔「あな」は感動詞、「かしこ」は形容詞「かしこし」の語幹〕
恐れ多いことですがの意で、書状の終わりにおく挨拶あいさつの語。女性が用いる。古くは男女ともに用いた。
ああ、もったいない。ああ、恐れ多い。 「 -とて、箱に入れ給ひて/竹取」
丁寧な呼びかけの語。恐れ入りますが。 「 -、このわたりにわかむらさきやさぶらふ/紫式部日記」
(下に禁止の語を伴い、副詞的に用いて)決して。くれぐれも。ゆめゆめ。 「 -、愚かにすべからず/今昔 20」 〔「穴賢」とも書く〕

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

あなかしこの関連キーワード自立語あなかま息衝かし活用語かんめり第二形容詞あな憎な・いめかし・い

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone