穴賢(読み)アナカシコ

デジタル大辞泉 「穴賢」の意味・読み・例文・類語

あな‐かしこ

[連語]感動詞「あな」+形容詞「かしこし」の語幹
恐れ多く存じます、の意で、手紙文の終わりに用いて相手敬意を表す語。多く女性が用いる。
ああ、恐れ多い。
「―とて箱に入れ給ひて」〈竹取
呼びかけの語。恐れ入りますが。
「―、このわたりに若紫やさぶらふ」〈紫式部日記
(あとに禁止の語を伴って副詞的に用いて)決して。ゆめゆめ。
「―、道にて斬られたりとは申すべからず」〈平家・一二〉
[補説]「穴賢」と当てて書くこともある。

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