空板(読み)カライタ

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「空板」の意味・読み・例文・類語

から‐いた【空板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 講釈師や落語家などが、話芸の際に用いる見台(けんだい)の異称。釈台
  3. 講釈師の前座が客寄せのため、張扇で見台をたたくこと。また、その前座。転じて、講釈師の弟子の意にも用いる。
    1. [初出の実例]「前席の殻板(カライタ)が済みまして、弐席目が済み」(出典:落語・嚔講釈(1900)〈初代三遊亭金馬〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android