張扇(読み)ハリセン

デジタル大辞泉 「張扇」の意味・読み・例文・類語

はり‐せん【張(り)扇】

漫才などの掛け合いで、相手の頭を打つ小道具。大きな紙を蛇腹じゃばら状にたたんだもの。→はりおうぎ

はり‐おうぎ〔‐あふぎ〕【張(り)扇/貼(り)扇】

たたんだまま外側を紙や皮などで張り包んだ扇。講談師調子をとるために釈台をたたいたり、能楽稽古けいこ拍子をとったりするときなどに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「張扇」の意味・読み・例文・類語

はり‐せん【張扇】

〘名〙 万才・漫才などの掛け合い話で相手の頭を打つ扇子
※古川ロッパ日記‐昭和九年(1934)五月一二日「東喜代駒がハリ扇を持って来て呉れた」

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