空間の異方性(読み)くうかんのいほうせい(その他表記)anisotropy of space

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「空間の異方性」の意味・わかりやすい解説

空間の異方性
くうかんのいほうせい
anisotropy of space

心理学用語。空間内に置かれた事物の長さや大きさが,その位置方向によって同一の物とは知覚されない現象をさす。われわれの知覚空間は,すべての方向について等質なユークリッド空間特性をもっているというわけではなく,位置や方向に応じた非等質性 (ひずみ) ,すなわち異方性を示すことが少くない。視空間では,月の錯視や水平線分に対する垂直線分の過大視などの諸現象がその例としてあげられる。 (→幾何学的錯視 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 錯視

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む