突っ込み頭(読み)つっこみあたま

精選版 日本国語大辞典 「突っ込み頭」の意味・読み・例文・類語

つっこみ‐あたま【突込頭・突込天窓】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 元祿一六八八‐一七〇四)頃の材木屋などが結った髪型。中剃(ぞり)を大きく、元結を一寸余りに結ぶ。突込髷(つっこみわげ)。つっこみ。
  3. 歌舞伎の鬘(かつら)一つ。髷を丸めて鬢(びん)の中へ突っこんだもの。雲助非人などに用いる。つっこみ。つっこみがみ。
    1. [初出の実例]「上手に熊鷹眼八、突込(ツッコ)み天窓(アタマ)、そぼろなる襦袢を着て」(出典:歌舞伎・櫓太鼓鳴音吉原(1866)六幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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