突掛る(読み)ツキカカル

デジタル大辞泉 「突掛る」の意味・読み・例文・類語

つき‐かか・る【突(き)掛(か)る】

[動ラ五(四)]
突きながら襲いかかる。「牛が急に―・る」
突っ掛かる」に同じ。
「いつもわちきが―・り、愛相づかしの茶わん酒」〈人・梅児誉美・後〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「突掛る」の意味・読み・例文・類語

つき‐かか・る【突掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 刃物などで突いて襲いかかる。また、目的物に向かって勢いはげしく進む。つっかかる。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「蛾はまた彼を目がけて奇怪な速さで突きかかって来た」(出典:蛾はどこにでもゐる(1926)〈横光利一〉三)
  3. 攻撃的な態度になる。反抗する。くってかかる。言いがかりをつける。つっかかる。
    1. [初出の実例]「いつも私が突(ツキ)かかり、愛相づかしの茶わん酒、色気も恋もさめはてる」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む