デジタル大辞泉 「突掛る」の意味・読み・例文・類語 つき‐かか・る【突(き)掛(か)る】 [動ラ五(四)]1 突きながら襲いかかる。「牛が急に―・る」2 「突っ掛かる」に同じ。「いつも私わちきが―・り、愛相づかしの茶わん酒」〈人・梅児誉美・後〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「突掛る」の意味・読み・例文・類語 つき‐かか・る【突掛】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① 刃物などで突いて襲いかかる。また、目的物に向かって勢いはげしく進む。つっかかる。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「蛾はまた彼を目がけて奇怪な速さで突きかかって来た」(出典:蛾はどこにでもゐる(1926)〈横光利一〉三)② 攻撃的な態度になる。反抗する。くってかかる。言いがかりをつける。つっかかる。[初出の実例]「いつも私が突(ツキ)かかり、愛相づかしの茶わん酒、色気も恋もさめはてる」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)後) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例