突貫(読み)トッカン

デジタル大辞泉の解説

とっ‐かん〔‐クワン〕【突貫】

[名](スル)
つきとおすこと。つらぬきとおすこと。
短期間で一気にしあげること。「昼夜兼行の突貫工事」
ときの声をあげて、敵陣へ突き進むこと。吶喊(とっかん)。「敵陣めがけて突貫する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

つき‐つらぬ・く【突貫】

〘他カ四〙 刃物などで突いて刺し通す。
※平家(13C前)八「我足つきつらぬく者もあり」

とっ‐かん ‥クヮン【突貫】

〘名〙
① つきつらぬくこと。激しい勢いでつきやぶり向こうへぬけること。
※突貫紀行(1887)〈幸田露伴〉「慾あれども銭なく、望みあれども縁遠し、よし突貫して此逆境を出でむと決したり」
② 一気に仕事を完成させること。「突貫工事」
③ 鬨(とき)の声をあげて激しく敵陣へ突き進むこと。また、その鬨の声。吶喊。
※軍歌・露営の夢(1894)〈永井建子〉「突貫なせば忽ちに 難なく陥つる敵の塁」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報