(読み)カ

デジタル大辞泉 「窠」の意味・読み・例文・類語

か〔クワ〕【×窠】

瓜を輪切りにした形に似た文様または紋所一説に、蜂の巣の形ともいう。窠の紋。木瓜もっこう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「窠」の意味・読み・例文・類語

クヮ【窠】

  1. 〘 名詞 〙 模様、または紋所の名。もと漢民族が使用した模様で、鳥の窠(す)が卵を包んでいる形のもの。一説に、蜂の巣をかたどったもの、または、瓜を輪切りにした形ともいう。簾(すだれ)帽額(もこう)に多く用いるので帽額の紋といい、木瓜の字をあてるので俗に瓜の紋ともいう。窠紋
    1. [初出の実例]「凡諸国輸調。〈略〉一窠綾。二窠綾」(出典:延喜式(927)二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「窠」の意味・わかりやすい解説


窠文

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android