窪津王子跡(読み)くぼつおうじあと

日本歴史地名大系 「窪津王子跡」の解説

窪津王子跡
くぼつおうじあと

熊野九十九王子の第一王子。渡辺わたなべ王子(「吉記」承安四年九月二一日条)大江おおえ王子(九十九王子記)ともよばれ、位置は不明だが、古代から中世にかけての渡辺津(窪津)に祀られていた。「中右記」天仁二年(一一〇九)一一月八日条に「行浜路、過天王寺西海辺、未一刻着窪津」とみえる。当時京都を出発点として熊野詣をする場合、陸路で鳥羽とば(現京都市伏見区)または山崎やまさき(現三島郡島本町)まで行き、船に乗りかえて淀川を下って渡辺津に上陸し、陸路を南にとった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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