窪田般彌(読み)クボタ ハンヤ

20世紀日本人名事典 「窪田般彌」の解説

窪田 般彌
クボタ ハンヤ

昭和・平成期の詩人,翻訳家 早稲田大学名誉教授。



生年
大正15(1926)年1月6日

没年
平成15(2003)年1月22日

出生地
イギリス領北ボルネオ

出身地
東京

学歴〔年〕
早稲田大学文学部フランス文学科〔昭和25年〕卒

経歴
昭和26年早大高等学院教諭、36年早稲田大学文学部講師、39年助教授、44年教授。平成8年退職。カザノヴァ主義に共感し、膨大な「カザノヴァ回想録」を全訳、昭和58年には評伝「カザノヴァ」を刊行。詩人としては「日本未来派」「秩序」「同時代」「半世界」などに拠る。他に詩集「影の猟人」「詩篇二十九」「円環話法」「老梅に寄せて」、評論「日本の象徴詩人」「幻想の海辺」「詩と象徴」、エッセイ「一切合財みな煙」、訳書レニエ「生きている過去」、ローデンバック「死都ブリュージュ」など著訳書多数。平成元年「フランス詩大系」を責任編集し、出版した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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