ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローデンバック」の意味・わかりやすい解説
ローデンバック
Rodenbach, Georges
[没]1898.12.25. パリ
ベルギーの詩人。フランス語で書く。ヘントで学び,そこでベルハーレンを知る。パリで象徴派詩人と交わりながら活躍。代表作は詩集『白い青春』 La Jeunesse blanche (1886) ,『沈黙の支配』 Le Règne du silence (91) などで,故郷フランドルの風物を背景に,哀愁と夢想の世界を描いている。また,小説『死の都ブリュージュ』 Bruges-la-Morte (92) では,霧のベネチアと呼ばれるこのベルギーの古都のメランコリーと沈黙を描いている。
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