窮愁(読み)キュウシュウ

デジタル大辞泉 「窮愁」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐しゅう〔‐シウ〕【窮愁】

苦しみうれえること。困窮して悲しむこと。
仮令たと免職、―、恥辱などという外部の激因が無いにしても」〈二葉亭浮雲

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精選版 日本国語大辞典 「窮愁」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐しゅう‥シウ【窮愁】

  1. 〘 名詞 〙 苦しみうれえること。困窮の悲しみ。
    1. [初出の実例]「我に宝を施し、窮愁を免れ令めよ」(出典:日本霊異記(810‐824)中)
    2. 「免職、窮愁、耻辱などといふ外部の激因が無いにしても」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)
    3. [その他の文献]〔史記‐虞卿伝賛〕

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普及版 字通 「窮愁」の読み・字形・画数・意味

【窮愁】きゆうしゆう(しう)

困窮のかなしみ。〔史記、平原君虞伝論賛〕も窮愁するに非ずんば、亦た書をはして、以て自ら後世に見(あら)はれしむること能はざりしならんと云ふ。

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