窯業製品(読み)ようぎょうせいひん(その他表記)ceramic products

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「窯業製品」の意味・わかりやすい解説

窯業製品
ようぎょうせいひん
ceramic products

地殻を構成する各種の土石原料 (無機質原料) から,窯炉を使って,加工成形し,加熱,焼成,溶融してつくる製品。太古土器に始る古い歴史をもち,人類文化の発展との関係が深い。陶磁器をはじめ日常生活の必需品から,宇宙工学耐熱材料まで広い範囲にわたっているが,分類すると次のようになる。 (1) 陶磁器,(2) 耐火物,耐火煉瓦など,(3) セメント類,石膏石灰など,(4) ガラス類,(5) ほうろう製品,(6) 炭素製品,人造黒鉛電極,るつぼその他,(7) 研磨材・研磨砥石,(8) 特殊窯業品,サーメットニューセラミックスなど高硬度・高耐火度製品,各種電磁器用品など。

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世界大百科事典(旧版)内の窯業製品の言及

【窯業】より

…無機質固体原料を高温で熱処理することによって改質させ有用な材料(これを窯業製品あるいはセラミック製品と呼ぶ)として供給する工業をいう。ここで無機質固体原料とは,物質的にみるとケイ酸塩を主体とする天然原料である鉱物の場合と,高度に精選された人工原料の場合とがある。…

※「窯業製品」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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