たて‐がさ【立傘・立笠】
- 〘 名詞 〙
- ① 江戸時代に用いられた長柄の大傘。ビロードやラシャなどで作った袋に入れ、大名行列などの際に供の者に持たせた。
- [初出の実例]「めづらしひ殿を此屋に申入〈西虎〉 たて笠台かさ引馬に角〈西鶴〉」(出典:俳諧・飛梅千句(1679)賦何秤俳諧)
- ② 武具。①の形をしたもの。指物(さしもの)の一種。
立傘②〈武用弁略〉
- [初出の実例]「鑓梅にそふ立笠か作り松〈一雪〉」(出典:俳諧・洗濯物(1666)春)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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