立て前(読み)たてまえ

精選版 日本国語大辞典 「立て前」の意味・読み・例文・類語

たて‐まえ‥まへ【立前・建前】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 本来的なこととして決まっている方針、原則など。表向きの方針。
    1. [初出の実例]「根引にすれば閨の花、そこが白柄組の達前(タテマヘ)だわ」(出典:歌舞伎・侠詞花川戸(1821)三幕)
  3. ② 振り売りや大道商人が商品を売るときの口上。売り声。
    1. [初出の実例]「さあさあ是からこちの商売〈略〉ああこりゃ立て前所じゃない」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)座摩社)
  4. ③ 労賃。また、生活費。たちまえ。
    1. [初出の実例]「一人前二朱(しゅ)づつの立前(タテメエ)サ」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)序幕)

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