デジタル大辞泉 「立前」の意味・読み・例文・類語 たて‐まえ〔‐まへ〕【立前/建前】 1 原則として立てている方針。表向きの考え。「―と本音」「―を崩す」2 行商人や大道商人が商品を売るときの口上。売り声。「さあさあこれからがこちの商売…、ああこりゃ―どころぢゃない」〈浄・歌祭文〉[類語]主義・方針・信条・路線・イデオロギー・モットー・指針 たち‐まえ〔‐まへ〕【立(ち)前】 1 旅に立つ前。出発する前。2 仕事に対する報酬。かせぎ。日当。「その日の―を此方こっちへちゃくぶくして」〈魯文・安愚楽鍋〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「立前」の意味・読み・例文・類語 たち‐まえ‥まへ【立前】 〘 名詞 〙① 旅に出発する前。旅行の前。② 労働に対する報酬。労賃。また、労働者のその日の生活費。たちまい。たてまえ。たち。[初出の実例]「一日に十六文さへ儲れば、先づ其日の立前(タチマヘ)取とよろこべば」(出典:談義本・八景聞取法問(1754)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例