立て句(読み)たてく

精選版 日本国語大辞典 「立て句」の意味・読み・例文・類語

たて‐く【立句・竪句】

  1. 〘 名詞 〙 俳諧連句巻頭の第一句。本来発句といわれているが、発句が連句とは無関係に独立してもよまれるようになったため、それと区別していう。
    1. [初出の実例]「今いった川柳の立句(タテク)は〈略〉孝行に売られ不孝に請出され、といふ句に、わっちが脇を即詠さ」(出典滑稽本八笑人(1820‐49)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android