立烏帽子城跡(読み)たてえぼしじようあと

日本歴史地名大系 「立烏帽子城跡」の解説

立烏帽子城跡
たてえぼしじようあと

[現在地名]丹原町鞍瀬

鞍瀬くらせの南部、温泉おんせん川内かわうち滑川なめかわとの境にある面木山(九八八・三メートル)山頂にあったといい、赤橋駿河太郎重時の居城と伝えられる。明治初年の「伊予国周布郡地誌」に「村ノ南方拾七町面木山絶頂ニアリ、高サ三千百尺、二壇アリ、上壇東西七間、南北四間、下壇東西五間、南北七間、回字形ヲナス」と記される。

小松邑誌」には「建武元年春赤橋駿河太郎重時北条高時族拠立烏帽子峯周敷郡鞍瀬村因険造属城於数所」とあり、得能氏土居氏らに攻められて滅びたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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