立看板(読み)タテカンバン

精選版 日本国語大辞典 「立看板」の意味・読み・例文・類語

たて‐かんばん【立看板】

  1. 〘 名詞 〙 紙や布を枠に貼ったり、板で作ったりして塀、壁、電柱などに立てかけておく看板。また、江戸時代は柱などを立てて上部にとりつけた看板をいう。たてかん。
    1. [初出の実例]「しかたなくたてかんばんのいしゃへ行」(出典:雑俳・柳多留‐一八(1783))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の立看板の言及

【看板】より

…看板とかサインボードという言葉には板の意味があるが,立体のものも機能的には板による看板とまったく同じ意味をもっているので,立体のものも併せて看板と呼ぶのが一般的である。さらにこれを形式や構造のうえから分類すると,下げ看板・屋根看板(または壁面固定看板)・突出看板・置看板・建看板・絵看板などがあり,特殊なものとして,ネオンサイン,立看板,野立看板などがある。 下げ看板というのは,江戸・明治の日本では軒下に道路と直角に吊り下げる板状の看板の形式,欧米では建物から道路に突出した腕木にやはり道路と直角に吊り下げる形式である。…

※「立看板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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