竜ヶ岳城跡(読み)りゆうがたけじようあと

日本歴史地名大系 「竜ヶ岳城跡」の解説

竜ヶ岳城跡
りゆうがたけじようあと

[現在地名]宮田町竜徳

竜徳の劔りゆうとくのつるぎ神社の背後、竜ヶ岳(二二二メートル)山頂にあった山城。「続風土記」などによると、大内氏の家臣杉豊後守興行の子孫代々居住したというが、一次史料では杉興行は確認できない。ただ大内氏滅亡後、筑前守護代杉豊後守興運の一族と考えられる杉連緒・連並・統連などが、永禄―天正年間(一五五八―九二)鞍手郡を中心に活動しており、状況的に当城を本拠とした可能性は残されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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