竜徳村(読み)りゆうとくむら

日本歴史地名大系 「竜徳村」の解説

竜徳村
りゆうとくむら

[現在地名]宮田町竜徳

遠賀おんが川支流の犬鳴いぬなき川中流域、むつヶ岳の南東山麓に位置する。西は本城ほんじよう村、南は鶴田つるだ村、北は上新入かみしんにゆう(現直方市)中世粥田かいた竜得りゆうとく郷の遺称地で、地内に粥田浦かいたうらの小名を残す。戦国期には杉氏のりゆうたけ(鶴ヶ岳)古城があった。竜得・了徳とも記す(慶長国絵図など)。小早川時代の指出前之帳によれば、竜徳村の田三一町四反余(分米三二七石余)・畠三〇町四反余(分大豆一六二石余)。文禄三郡内知行方目録には「りうとく村」高四八九石余がみえ小早川隆景に与えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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