竜見前城跡(読み)りゆうけんまえじようあと

日本歴史地名大系 「竜見前城跡」の解説

竜見前城跡
りゆうけんまえじようあと

[現在地名]岩井市矢作 中矢作

中矢作なかやはぎ小字竜見前の本殿ほんでん山に所在。東・南・西を浅間あさま沼とそのヤトに囲まれた半島状の台地で、南に利根川を望む。周りに空堀と土塁が残る。大門だいもん木戸きどの字が残る。戦国時代に土豪の倉持氏が築構したものといわれ、竜見前の香取社本殿の文明一五年(一四八三)の棟札に大檀那として倉持氏・張谷氏が記してあったと伝えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android