竜谷院(読み)りゆうこくいん

日本歴史地名大系 「竜谷院」の解説

竜谷院
りゆうこくいん

[現在地名]桂村下阿野沢

てら山の中腹にある。瑞雲山と号し、曹洞宗本尊釈迦牟尼仏。長禄三年(一四五九)大功正伝禅師・秀峰宗岱の開山という。開山の際井戸を掘ったところ中より竜骨(蛇の化石)が出たので、もとは竜骨院と称したという(桂村郷土誌)。寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)によると「禅宗伊豆国堂山村普門院門中 瑞雲山 竜谷院」とみえ、除地は寺内六石余、寺領八石余、末寺三二ヵ寺、百姓檀那一七〇人とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android