童蒙(読み)ドウモウ

デジタル大辞泉 「童蒙」の意味・読み・例文・類語

どう‐もう【童×蒙】

[名・形動]幼くて道理がわからないこと。また、その者や、そのさま。
「―な顔の体のずんぐりした少女」〈秋声仮装人物

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精選版 日本国語大辞典 「童蒙」の意味・読み・例文・類語

どう‐もう【童蒙】

  1. 〘 名詞 〙 まだ幼くて、物の道理に暗い者。子ども
    1. [初出の実例]「未童蒙於幼智之水、抜神聴於群英之林」(出典本朝文粋(1060頃)八・山晴秋望多詩序〈藤原惟成〉)
    2. 「真名にて書置たれども、女子童蒙(ドウモウ)のみん時、其患(うれへ)なきにしもあらず」(出典:評判記色道大鏡(1678)凡例)
    3. [その他の文献]〔易経‐蒙卦〕

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