デジタル大辞泉 「端渓硯」の意味・読み・例文・類語 たんけい‐けん【端渓×硯】 端渓石で作った硯すずり。美しい斑文はんもんがあり、墨のおりもよく、古来珍重される。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「端渓硯」の意味・読み・例文・類語 たんけい‐けん【端渓硯】 〘 名詞 〙 中国広東省中部の端渓に産する端渓石から作った硯(すずり)。石理(せきり)に美しい変化があり、珍重される。たんけい。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「端渓硯」の意味・わかりやすい解説 端渓硯たんけいけんDuan-xi-yan 中国,広東省高要県の南東,爛柯 (らんか) 山に沿った渓谷で採取される硯石で作った硯。端渓の名は漢代に端渓県が設けられたことによる。硯の採取は唐高祖の武徳年間 (618~626) に始ったといわれるが,宋代には下巌,中巌,上巌,竜巌などその種類が多く,多くは紫色で,発墨のよいのを上石とする。石質の中に眼 (がん) のあるのが特色。南宋初めには『端渓硯譜』1巻 (撰者不明) が書かれ,明代には水巌が発掘され,清代には呉蘭修撰の『端渓硯史』3巻が著わされた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by