競馬香(読み)ケイバコウ

デジタル大辞泉 「競馬香」の意味・読み・例文・類語

けいば‐こう〔‐カウ〕【競馬香】

組香くみこうの一。賀茂神社くらべ馬の式になぞらえて、赤黒二組に分かれ、香をかぎ当てたほうが馬に乗った人形を一目盛りずつ進ませ、早く決勝点に入ったほうを勝ちとする。

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精選版 日本国語大辞典 「競馬香」の意味・読み・例文・類語

けいば‐こう‥カウ【競馬香】

  1. 〘 名詞 〙 香道の盤物組香(ばんものくみこう)一つ。赤黒両方に別れて聞香を競い、聞き当てた数の多い方が、馬を進ませて、早く決勝点にはいった方を勝ちとする。志野流内十組香、御家流中十組香の一つ。きそいこう。くらべうまこう。
    1. [初出の実例]「女郎花さ嫉む簾中〈好柳〉 蘭の葉を鞭の戦きや競馬香〈止水〉」(出典:俳諧・秋かぜ(1700))

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