聞香(読み)ブンコウ

デジタル大辞泉 「聞香」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐こう〔‐カウ〕【聞香】

聞き香」に同じ。

もん‐こう〔‐カウ〕【聞香】

聞き香」に同じ。

きき‐こう〔‐カウ〕【聞(き)香】

香をかぐこと。香をかいでその種類を当てること。ぶんこう。もんこう。

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精選版 日本国語大辞典 「聞香」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐こう‥カウ【聞香】

  1. 〘 名詞 〙 かおりをかぐこと。また、香をきくこと。ききこう。もんこう。
    1. [初出の実例]「殊に聞香(ブンカウ)の業は欧米人の間にも伝称せられ」(出典江戸から東京へ(1922)〈矢田挿雲〉七)
    2. [その他の文献]〔曹丕‐与朝臣論秔稲書〕

きき‐こう‥カウ【聞香】

  1. 〘 名詞 〙 香道で、香のかおりをかいでその種類を当て、あるいは異同を判別すること。また、香をかぐこと。ぶんこう。もんこう。

もん‐こう‥カウ【聞香】

  1. 〘 名詞 〙ぶんこう(聞香)

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普及版 字通 「聞香」の読み・字形・画数・意味

【聞香】ぶんこう(かう)

香をかぐ。唐・李商隠〔張秀才の落花感有りに和す〕詩 つる時、ほ自らふ 後、に香を聞く

字通「聞」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聞香」の意味・わかりやすい解説

聞香
もんこう

香道」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の聞香の言及

【香】より

…調合した香を袋に入れ,柱に掛けて装飾をも兼ねれば掛香,薬玉(くすだま),訶梨勒(かりろく)となり,懐中にすれば匂袋である。翫香は実用性を脱して趣味性,審美性に徹したもので一木の沈香木を心ゆくまで賞翫する一炷(いつちゆう)聞,文学的美意識と結合した組香による聞香(もんこう)を生み出し,日本独自の佳薫の芸道を成立させた。 茶道においては炭手前に香を炷(た)くが,これは心身を清め,席中の炭の臭気や,空気を浄化するためで(空香),風炉には香木を,炉には練香を用いる。…

※「聞香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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