竹内 道之助(読み)タケウチ ミチノスケ

20世紀日本人名事典 「竹内 道之助」の解説

竹内 道之助
タケウチ ミチノスケ

昭和期の翻訳家,出版人 元・三笠書房社長。



生年
明治35(1902)年1月25日

没年
昭和56(1981)年4月20日

出身地
東京・深川

別名
別名=藤岡 光一

学歴〔年〕
本所高小卒

経歴
正則英語学校、アテネフランセに通い英語、ドイツ語、フランス語を習得。哲学者三木清らのグループと親交を重ね、昭和8年社会科学書発行をねらいに三笠書房を創立。「唯物論全書」「ドストエフスキー全集」「ヘッセ全集」などを刊行。23年以後は社主を退き翻訳に専念する。大久保康雄との共訳「風と共に去りぬ」がベストセラーとなったほか、「クローニン全集」(12巻)を訳して日本に初めて紹介、52年から3年かけて全25巻として改訳、完結した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android