竹原西野村(読み)たけはらにしのむら

日本歴史地名大系 「竹原西野村」の解説

竹原西野村
たけはらにしのむら

[現在地名]竹原市西野にしの

新庄しんじよう村の北西に位置し、南西仁賀にか村より東北流した賀茂川が、東流する田万里たまり川を合して東に向きを変える付近を村域とする。南は竹原東野村、北は豊田郡入野にゆうの(現賀茂郡河内町)、西は同郡田万里村に接する。賀茂郡に属した。

元和五年(一六一九)の安芸国知行帳では「竹原西野村」一一五一・一五石、「竹原ノ西村」五四七・七石とあるが、このうちには仁賀村分も含まれていたらしい。宝永年間(一七〇四―一一)の指出帳(「竹原市史」所収)記載の寛永一五年(一六三八)の地詰高は二〇九二・四一八石(一五五町九反余)とあるが、これも仁賀村分を含んでいると考えられ、仁賀村の指出帳(同書所収)に記される同年の高七八四・四九八石を引くと、「芸藩通志」記載の竹原西野村の高一三〇七・九二石に一致する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android