日本歴史地名大系 「竹園社」の解説 竹園社ちくえんしや 和歌山県:海草郡下津町曾根田村竹園社[現在地名]下津町曾根田般舟山明秀院光雲寺と号する西山浄土宗の寺院。本尊阿弥陀如来。和歌山市梶取(かんどり)の総持(そうじ)寺の開山明秀光雲の開基とされる。明秀は総持寺を開いたのち小原(おはら)村(現下津町)の明秀(みようしゆう)寺から当地に来て竹園社を建立、晩年を過ごした。文明一七年(一四八五)逆修墓碑を造り、長享元年(一四八七)八五歳で没した。その墓を含め、寺域は明秀上人廟所として県指定史跡。竹園の名称は、明秀が閑居の地とした竹林精舎の意をこめて称したものと思われ、ここで「報身御土義」その他の著述を行っている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by