…第2段階は城に接近する行動で,これを〈仕寄(しよ)る〉といい,そのための構築物を〈仕寄(しより)〉,〈仕寄〉を城の近くに接近させることを〈仕寄を付ける〉といった。〈仕寄〉には竹束(たけたば),大楯,井(勢)楼(せいろう)などがあり,いずれも城方の矢弾から攻め方を守るものである。竹束は,竹を束ねたものをいくつか並べて牛(材木を家の棟木のように組んだものをいう)などにつけて楯としたもの,大楯は,板の上に鉄板や鉄鋲を打ちつけたものであった。…
※「竹束」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...