竹田口町(読み)たけだぐちまち

日本歴史地名大系 「竹田口町」の解説

竹田口町
たけだぐちまち

[現在地名]丸岡たつみ

丸岡城の南を東西に走る道に沿う町で、ゆみ町の南にある郭内南端の町。江戸時代を通じて町屋で、寛永年間(一六二四―四四)と推定される丸岡町絵図(佐久見家文書)によると、通りの北側に西勝さいしよう寺・東得とうとく寺、南側に円福えんぷく(円福院)正善しようぜん寺が並ぶ。明治五年(一八七二)の調査によると家数三一、人数一五三で、炭商二戸、豆腐商二戸などがあった。

円福院(真言宗智山派)は古くは豊原とよはら寺の一院で、江戸時代は滝谷たきだん(現三国町)末。文安二年(一四四五)七月一八日付の越前国豊原寺東寺修理奉加人交名(教王護国寺文書)は円福院が注進しており、豊原寺一八五の院坊中に同院も一貫文を寄進している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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