竹莚(読み)タカムシロ

精選版 日本国語大辞典 「竹莚」の意味・読み・例文・類語

たか‐むしろ【竹莚・竹席・簟】

  1. 竹莚〈和漢三才図会〉
    竹莚〈和漢三才図会〉
  2. 〘 名詞 〙(とう)や細く割った竹などで編んだ、夏用の敷物とするむしろ。たけむしろ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「炎景剰さへ残って衣尚重し、晩涼濳かに到って簟(たかむしろ)先づ知る〈紀長谷雄〉」(出典和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. 「竹莚(タカムシロ)うへに御ゆかたはめして」(出典:浮世草子・浮世栄花一代男(1693)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android