竹部玲子(読み)タケベ レイコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「竹部玲子」の解説

竹部 玲子
タケベ レイコ


職業
舞踊家 振付師

経歴
浅草の東本願寺の僧侶で、芸事が好きだった父に連れられ、幼い頃から日本舞踊などを習う。戦後はクラシックバレエ、ソーシャルダンスにも挑戦。その後、弟の董と共に振付師に。昭和22年竹部玲子モダンバレエ研究所を開校。創作に情熱を注ぎ、小井戸秀宅、浦部日佐夫、名倉加代子などのダンサー、振付師を輩出する一方、子どもたちに踊りの楽しさを伝えた。日活、東宝、松竹映画のダンスや殺陣等を担当した他、テレビの開局と同時に多くの番組に関わる。NHKの草笛光子の「光子の窓」では、自らのモダンバレエ・グループを結成、青島幸男やロイ・ジェームスらと番組演出や制作に参加。人気歌手のザ・ピーナッツ、美空ひばり、天地真理をはじめ、山本リンダの「こまっちゃうナ」「どうにもとまらない」、「オバケのQ太郎音頭」の振付けも手がけるなど、音楽番組に欠かせない振付けの草分け的存在だった。またタレント育成にも力を入れ芸能部を設立、GS時代にロックバンド・モップススカウト、プロデュースした。

受賞
文化功労賞

没年月日
平成19年 5月6日 (2007年)

家族
弟=竹部 董(振付師)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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