竹野浦村
たけのうらむら
[現在地名]鶴岡市西目
草井谷村の南西、荒倉山の東麓にあり、荒倉神社への登拝口にあたる。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では西目村とあり五七九石余。同村はその後当村、金山村などに分れたとみられる。寛永元年庄内高辻帳では竹浦村とみえ高一二六石余。正保郷帳では田高一二三石余・畑高六石余、柴山がある。弍郡詳記では高一三六石余、免五ツ六分七厘、家数二二、うち四軒は小名小ノ沢分。用水は沢水と溜池からの引水で、大戸川に排水していた。村内の西浜山・東浜山・向山・とうの沢山はいずれも雑木御林であったため利用できず、採草地不足であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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