…毛髪を,剃(そ)る,切る,編む,束ねる,ウェーブをつける,などの方法によってつくられる髪の形。おもに長い髪を束ねて結いあげた髪形をさしていうことが多く,結髪と同じ意味に使われる。性別,年齢,職業など社会的環境を象徴し,またその国,地域の民族色をも反映する。
【日本】
[古代~中世]
日本人の髪形は東洋民族特有の直毛,黒髪の美を主体として独特な発達を遂げている。《魏志倭人伝》によれば,3世紀ころの日本人は,男は髪を結び垂れて頭を裂(きれ)で巻き,女は髪を結いあげていたようである。…
…髪飾の一種。笄は平安時代中期の《和名抄》には加美賀岐(かみかき)という名でみえている。これは毛筋立の一種で,鬢(びん)の毛を整える用具である。《源氏物語》《宇津保物語》には笄の名がみえ,中世の貴族や武士は守刀に差し込み,携帯し,女性も懐中に入れて,ともに髪搔き用具としたものであろう。近世には,刀の鞘に組み込む形式になった刀装具に笄が用いられている。これも武士の整髪というはじめの目的から,しだいに形式化されたものといわれる。…
※「笄髷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...
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