笠木地蔵遺跡(読み)かさぎじぞういせき

日本歴史地名大系 「笠木地蔵遺跡」の解説

笠木地蔵遺跡
かさぎじぞういせき

[現在地名]一宮町国分

かね川右岸の扇状地扇央部東縁にある旧石器時代から江戸時代の遺跡で、主体は平安時代から中世にかけての集落。北約五〇〇メートルには甲斐国分寺跡がある。中央自動車道建設に伴い、昭和五五年(一九八〇)から同五六年にかけて約九五〇〇平方メートルが発掘調査され、古墳一基、平安時代後半以降の住居跡三一軒・掘立柱建物跡一棟・土壙四〇〇基・溝一三本・水溜遺構一基・近世墓・川跡などが発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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