符節(読み)フセツ

デジタル大辞泉 「符節」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せつ【符節】

割り符」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「符節」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せつ【符節】

  1. 〘 名詞 〙 割符(わりふ)のこと。
    1. [初出の実例]「文字を作て善悪邪正を明にし、符節を作て真偽をただしたまひしかば」(出典:集義和書(1676頃)七)
    2. [その他の文献]〔周礼‐地官・掌節〕

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普及版 字通 「符節」の読み・字形・画数・意味

【符節】ふせつ

わりふ。てがた。〔周礼地官、掌節〕門關には符を用(もつ)てし、賄(くわわい)には璽(じせつ)(印璽しるし)を用てし、路には旌を用てす。皆りて、以てを反す。

字通「符」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の符節の言及

【旅】より

…とくに西域や南海に赴任する場合は,旅立ちが永遠の別離ともなり,その送行にあたっては知人友人が餞別の宴を設けて見送り,これは詩歌の好題になるとともに,士大夫階級の風俗の一つとなった。 主要な道路には一定区間ごとに駅館や郵亭が置かれ,官吏の旅行においては一定の証明証(符信,虎符,符節などと呼ばれた)を所有して,これらの施設やそこに置かれた車馬や役夫を利用することができた。その利用は官職によって差があり,唐の律令には細かい規定がみえる。…

【割符】より

… 中国では一種の身分証明用のふだとして使用され,剖符とも記す。この制度は,《周礼(しゆらい)》《孟子》に〈符節〉〈符節を合す〉などの語が見えるように,統一秦以前から存在していた。最初は竹の節(ふし)を用い,節のところを縦に割いたものであったことがその名の由来であろう。…

※「符節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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