ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第三の波」の意味・わかりやすい解説 第三の波だいさんのなみThe Third Wave アルビン・トフラーが提唱した概念および著書(1980)。現代文明が,第一の波(農業革命),第二の波(産業革命)に続く第三の波(情報革命)のうねりのなかにあるという考え。第三の波が押し寄せる社会では,情報革命の結果,電子情報機器を装備したエレクトロニック・コテージが在宅勤務を可能にし,家族と地域社会の役割を再活性化する。また,生産過程への消費者の直接参加が可能になり,生産と消費が同時に行なわれるとするプロシューマーが復活して経済構造が変動する。第三の波の文明は,第二の波の文明の規格化,専門化,同時化,集中化,極大化,集権化の原則を脱し,プラクトピアと呼ばれる社会に到達する。(→情報化,情報社会) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by