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第1インターナショナル だいいちインターナショナルThe First International

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

第1インターナショナル
だいいちインターナショナル
The First International

国際労働者協会 International Workingmen's Associationの俗称。略称第1インター。 1864年9月 28日ロンドンで結成された最初の国際的な労働者組織。創立宣言と規約は K.マルクスによって起草され,労働者階級の解放は労働者自身の事業であること,労働者の経済的解放が目的であり,政治運動は手段であること,労働者の国際的団結が必要であることなどがうたわれている。組織構成はドイツを中心としたマルクス派,フランスのプルードン派,ブランキ派,イギリスの急進自由派,イタリアのマッツィーニ派,無政府主義のバクーニン派などさまざまで,常に内部闘争をかかえていた。第1インターは,66~69年毎年大会を開催し,国際的影響を波及させたが,71年のパリ・コミューン以後,マルクス派対バクーニン派の対立が激化,72年のハーグ大会でマルクス派がバクーニン派を除名,さらに協会本部もロンドンからニューヨークに移り,実質的活動は停止。その後 76年 11月フィラデルフィアで正式に解散した。しかし,国際的な労働者階級の団結を強め,マルクス主義を世界的に普及させた意義は大きい。なお,マルクス起草による「国際労働者協会第3宣言」 (『フランスの内乱』 1871) は,パリ・コミューンの総括として提起されたもので,コミューンの歴史的意義が明確にされ,以後の革命運動の実践的指針となった。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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