第2次百年戦争(読み)だいにじひゃくねんせんそう(英語表記)Second Hundred Years' War

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第2次百年戦争」の意味・わかりやすい解説

第2次百年戦争
だいにじひゃくねんせんそう
Second Hundred Years' War

1688~1815年までの約 130年間にわたるイギリスフランス戦争ファルツ戦争 (アウクスブルク同盟戦争) ,スペイン継承戦争オーストリア継承戦争七年戦争フランス革命戦争ナポレオン戦争含み,これらの戦争で両国は常に敵対し,植民地争奪戦を並行させつつ,覇権を争ったので,中世末の百年戦争になぞらえて呼ばれる。

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旺文社世界史事典 三訂版 「第2次百年戦争」の解説

第2次百年戦争
だいにじひゃくねんせんそう

英仏植民地戦争

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世界大百科事典(旧版)内の第2次百年戦争の言及

【イギリス】より

…他方イギリスの海外進出にはいっそう拍車がかかった。ファルツ戦争以降七年戦争までつづいたフランスとの〈第2次百年戦争〉においてイギリスは,ヨーロッパ大陸における戦闘はプロイセンなどの同盟国にゆだねて,自らは北アメリカ,インドにおける植民地拡張に全力をあげ,七年戦争後のパリ条約(1763)によって,カリブ海域と北アメリカを中核とする大植民帝国(旧帝国)をつくり上げた。同じ時期にイギリスは大きな転換期を迎えた。…

【植民地】より

…植民地という概念は,ラテン語coloniaに起源をもち,それが近代ヨーロッパ語のcolony(英語),colonie(フランス語),Kolonie(ドイツ語)として広く用いられ,さらに近代日本において,その日本語訳として定着したものである。この概念は古典古代,近代ヨーロッパ,近代日本と三重の歴史的位相をもち,それに応じて,意味する内容も拡大してきた。近代以前には,植民地という言葉はおもに,ある集団か,その一部が従来の土地を離れて新たな地域に移住し,そこで形成する社会を意味した。…

※「第2次百年戦争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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