第4エズラ記(読み)だいよんエズラき(その他表記)The Fourth Book of Ezra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第4エズラ記」の意味・わかりやすい解説

第4エズラ記
だいよんエズラき
The Fourth Book of Ezra

旧約聖書外典『エスドラ第2書』。1世紀の終り頃,『ヨハネ黙示録』とほぼ同時代にヘブライ語ないしアラム語で書かれた黙示録。ウルガタ訳の巻末に集録されている。本書ユダヤ教黙示文学の一つの頂点を形成するものであり,著者はエルサレムの破壊から生じた神学的問題に深い関心をもつ。エズラが見たという7つの幻によって構成され,ユダヤの民が苦難の歴史を続ける理由,神によって義とされることの意味,メシア地上の権力者や敵を滅ぼすことなどが告げられる。 (→第2エズラ記 , 第3エズラ記 )

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